ときどき、聞かれます。
「どうしたら、きれいに縫えますか?」と。
答えは、ひとつです。
「丁寧に縫ってください。」 そう、これだけです。
そうこ答えると、たいていの人は不満そうな顔をします。
それで、補足説明をすることになります。
では、いつも私がする、その補足説明を何回かに分けて、書いてみますね。
今日は、道具についてです。
【ミシンの調子を整えましょう!】
長いこと使っていないミシン(2年以上押入れにあったようなミシン)は、
まず、お掃除をして、ミシン油を差します。
その後は、油が布に付くかもしれないので、
あまり使わない色の糸とかで、とにかく、布を縫ってみる。
その間に、糸調子、上糸と下糸の調子などを見てみる。
それでも、あまり上手くいかない場合は、ミシン屋さんに見てもらうか、
または、思い切って分解掃除をする。
これは、費用がだいたい5000円ぐらいかな?
私は、ときどき、ミシン屋さんにミシンをチェックしてもらいます。
【はさみを見直そう!】
100円ショップで買った、洋裁用のはさみを使っている人もいるけど、
できれば、はさみには投資しましょう。
作業がぐっと楽になり、できもきれいになります。
私は、最近、刃物専門店で3000円のはさみを買ったけど、
これが、東急ハンズの10,000円のはさみよりも、軽くて使いやすいですよ。
(でも、東急ハンズのはやはり、かなりの優れものです!)
【針と糸について】
普通のコットンの布とか、麻の布とかだと、
薄いブルーのシャッペスパン綿・合繊用の糸に、
ミシン針はだいたい11号がお勧め。
でも、厚い所を縫うときは、14号に替えてね。
もっと厚いものを縫うときは、16号の針も必要です。
(先ほどまで、13号針と書いてありましたが、正しくは14号です)
縫う場所によって針や糸は、小まめに交換してください。
私は、だいたい一つのバッグを作るのに、最低3〜4回、
針や糸を交換します。
その場合、針は、しっかりとドライバーで取り付けてください。
☆ 本日のちょっとひとこと
↑このような本、「バッグ作りの基礎ノート」みたいな本、
丁寧に作り方が載っています。
図書館とかでも探せばあると思います。
こういう本の作り方を、丁寧に追っていけば、きれいなバッグができます。