フィギュアスケート、終わった!
今回のフィギュアスケートのレベル、すごかった・・・感動ものだった。
選手のみなさま、本当にありがとうございました。
ではでは、ここらで、私の独断と偏見に満ち満ちた感想を・・・
プログラムとして一番好きだったのは、
男子シングルの銅メダリストのフリー演技、「La Strada」(道)
これは、以前、このブログにも紹介した、
イタリア映画「道」を表現したプログラム、感動した。
映画を観た人だったら、あのスケーターが表現したかったこと、
深く深く理解できるのではないかと思う。
さて、この感激とは別に、イラついたプログラムは、
女子シングルの銀メダリストのフリー演技。
ラフマニノフの「鐘」が音楽として選ばれ、
表現内容は、ロシアの民衆の苦難を、鐘を通じて表現したらしい。
ロシアの民衆の苦難と言えば、私がすぐに連想するのが、
ロシアの画家レーピンの「ボルガの船曳」である。
冬、川の水が凍りつき船が航行できなくなると、
ロシアの船曳たちが体に紐を巻きつけ、馬の如く船を曳く、
それを描いた絵。
音楽自体も、 ♪ ん・だだだ、ん・だ・ん・だ ♪
と奏でる重苦しいフレーズ、
このフレーズが、なんと20数回も繰り返し繰り返され、
最後までこの重厚な調子が続く・・・
金メダリストの小悪魔的な魅力に対して、
銀メダリストの魅力は、なんと言ってもそのピュアな感性。
笑顔がなんと言っても魅力的だし、人を引き付けるものがある。
その銀メダリストが、ロシアの圧政に苦しむ民衆を表現する・・・
どうだったのかなぁ・・・
私がプログラムを組むんだったら・・・
「ローマの休日」を選ぶ!
ある小国の王女様。気品があって美しくてユーモアもあるお方。
ローマを公式訪問したある晩、いたずら心から、好奇心から、
ローマの街へとこっそり抜け出す。
そこで、今まで味わったことのないような開放感にひたり、
街の人々と会い、食べたことないジェラートを食べ、
自由に街を見て回る。
そして、騒動にも巻き込まれながらも、淡い恋をする。
楽しい休日を過ごすが、
王女は自分の立場に気が付き、もとの世界に戻る。
そこには、以前の王女とは違った、少し大人になった王女がいた。
こんなプログラムの方が、銀メダリストにはふさわしくないだろうか?
って、
「ローマの休日」って、映画音楽、あったっけっ・・・・・?
そうそう、銀メダリストの衣装も、もっと肩を出してもらいたかった。
一昔に比べ、最近のアジアの選手たちのスタイルのいいこと。
昔、アジアの選手はかわいそうなぐらい、スタイルが・・・
銀メダリストの人も、肩のラインがすごく美しい。
あれは、やっぱり金メダリストさんみたいに、
出すほうがうんといいと思うんだけど・・・
とかなんとか、まあ、素人ジャッジが私みたいに、
世界各国でいろいろ言ったんだろうな〜。
まあ、そんなこんなの一週間でした。
本当に楽しませていただきました。
後は、エキシビションが楽しみ。
最後になりましたが、おめでとうございます!