「手前味噌」(てまえみそ)
「自分の事を誇ること。自慢。手味噌」 広辞苑より
↑我が家の自家製味噌。
今年の寒い頃、人生で初めての味噌作りをした。
大豆と塩とこうじ、これを混ぜるだけ。
そして、後は時間。ひたすら待つ。
夏の暑さの中、カビが来るんじゃないかと心配したが、
無事に味噌となった。
朝から、昆布・厚カツオ節・イリコでとった出汁、
これで作るお味噌汁。具は、その時によっての気分。
これが、なんとも言えず、おいしい〜♪
とにかくおいしい〜♪
と、自慢したくなるようなお味噌汁。
これ、朝作ったのの残りを冷蔵庫で冷やしたのを食べてもおいしい。
「これが本当の手前味噌だね!」とオットと話す。
味噌を作った理由は、節約のため。
自分で作ったら安くできると思ったから。
でも、有機栽培の大豆を使ったりしたから、
すごい節約にはならなかった。
が、おいしさは抜群。
最初だからと、ほんの少ししか作らなかった。
次の冬は、もう少したくさん作りたい。
すごい節約にはならないかもしれないが・・・
自家製味噌がもたらす幸せは、とっても大きい!
・・・
さてさて、
家電大手量販店も、最近は大変らしい。
その理由は、「ショールーミング」・・・
この言葉、ちょっと前に聞いた時は、軽いショックを覚えた。
買いたいものがあるとする。
それを、実店舗にて実際に見て触って確認する。
そして、買うのはネット。
それも、価格を比較するサイトを見て、一番安いところで買う。
家電とかも、量販店で実際のものを見ても、見るだけ。
買うのはネットのより安い家電。
聞いたとき、唖然とした。そんなことがあるの・・・って。
・・・で、よく考えると・・・
同じ商品なのに、ネットで買うと安いもの、けっこうある。
電気製品ならず、お皿やコップ、バッグや靴や、もう他にもいろいろ。
でも、よく考えてみれば、これ、ネットだけの世界じゃない。
日曜日になると、スーパーでたいてい見かけるのぼり。
「本日冷凍食品半額」
普段買ったらそれなりの値段。で、日曜日だと半額。
これじゃあ、みんな日曜日に買うわ、と思う。
この夏話題になった、バーゲンの開始時期だが・・・
季節の洋服などのバーゲンも、今では、信じられないくらいに早い。
7月初めごろでびっくりしていたのに、
お店によっては、6月の終わりごろには夏物バーゲンが始まっている。
これだと、人はバーゲンで買ちゃう。
これって何なの・・・
企業は儲けなくちゃやっていけない。
だから、儲かるような、少なくとも赤字にならないような、
そんな値段付けをしているはず。
だとすれば、いったい「正価」はどうやって決めるんだろう。
例えば、冷凍食品、週の6日は「正価」で売り、
日曜日だけは、「半額」で売る。
売りあげ総数の3割を「正価」で売り、7割を「半額」で売るとすると、
おのずから、企業がペイできる価格は・・・
う〜ん、計算できないっ^^;
300円の商品だとすれば、150円で売る時もあるから、
そして、その150円で商品が7割がた売れるとすると・・・
計算できないけれども・・・
200円ぐらいの値段が、押し並べての「本当の正価」となる・・・
のではないかな!?
って、経済学なんてまったく知らないから、計算の仕方も、
考え方も、全く素人考えだけど・・・
それなら、1週間、ずっと200円で売ればいいのに。
って、そうすると、日曜日に客が呼べないのかな・・・
たぶん、そうだ。目玉商品にならなくなる。
服の値段でもなんでも、いったいどのあたりが「正しい値段」か、
わからない。
あ〜、頭がこんがらがってきた。
で、少し違う視点から考えてみる。
「値段」とは、何なんだろうかと。
昔、何かで学んだような気がする。あくまでも、気がするだけど。
お金を払って、例えば1000円払って、
その1000円以上の満足を得られれば、消費者は満足するってこと。
最近、安くものを売るお店が多くなってきて、
暖かい下着、去年は1000円だったのに、他がもっと安く売るから、
今年は800円ぐらいになったとか・・・
消費者は、だんだんと、その値段が当たり前のような気がして来て、
同じような製品なのに、1000円ではもう高いと感じてくる。
800円で、去年と同じものを手に入れないと、満足できなくなる。
で、モノの値段、どんどん下がってくる。
その商品、本当は1800円ぐらいが妥当な値段かもしれない。
企業が企業としてやっていくには、その値段が妥当かもしれない。
そうすれば、新しい人だってたくさん雇える。
すると、若い人に働く場ができる。
そこで働いている人の給料が上がり、家に持って帰るお金も増えれば、
そうなれば・・・と、いろいろ考えを巡らせる。
が、実際、やっぱり、わたしの頭では、よくわかんない。
でも、最近強く思う。わからない頭なりに・・・
100円ショップや、安い洋服の店、大手スーパーのPB商品、
これって、これって、これって、
本当に、こんな値段で売ってもいいの? 買ってもいいの?
昔、わたしが子育てしていた頃・・・モノはもっと高かった。
だから、ほんの少し買えるだけ買った。
そして、買えないものは我慢した。
それでも、どうにか日々暮らしていっていた。
そのかわり、格差だの失業率だの、あったにせよ、
今みたいに、日々の話題に毎日なるほどの大きな問題ではなかった・・・
も一回、安いのってそんなにいいことなの!?
今の値段、少し安すぎるんじゃないの!?
☆すごく安いものを見ると不安になってくる。
アメリカの牛乳屋さんの例のように、
何か、後ろで何か、あるんじゃないかって・・・