マレー鉄道本










かれこれ7,8年前、いやもっと前かな?
友達と二人で「マレー鉄道」のたびを計画。
シンガポールからマレー半島を北上して一路バンコクへ。
行き当たりばったり、宿も何も決めていないたび、
バックパックを背中に、いろんな大変に遭遇。
この大変は、人生のテストのようだった?!

その頃広島からは、シンガポールエアラインが就航していて、
広島からシンガポールへと直行した。
時期はちょうど旧正月(2月)だったので、
各地の「中国系の旧正月」をテーマに旅をした、つもり。

シンガポールでは、インド人街、アラブ人街を見て周り、
けっこうあちこちにごみが落ちているのにびっくり。
シンガポールでは、ごみを捨てるとすごい罰金刑があると聞いていたので、
めちゃくちゃきれいな街だと思っていたんだけど、現実は違った。
シンガポール地図












【地図】シンガポールはマレー半島の先にある島国。
    上に川のように見えるのは、実は海。
    この海にかかる橋を渡ると、そこはもうマレーシア。

シンガポール駅から、マラッカの入り口タンピン駅へと、
いよいよ汽車のたびの始まり。
シンガポールの飛行場は、さすがハブ空港だけあって大きいのだが、
街はずれのシンガポール駅は、びっくりするほどの田舎の駅。
中心部にあると思っていた駅が、思ったより遠かったので、
駅に着いたとき、汽車の出発時間まで5分もない。

予定していたクレジットカードできっぷが買えない。うそだろ〜。
現金シンガポールドルはほとんどないし、
汽車の出発時間は迫ってくるし。
私はきっぷ売り場に「へばりついて」、順番を死守。
友達は、駅舎反対のマネーチェンジのブースに走っていく。

この友達(名前をハンターとしておく)、全く算数がダメ。
駅舎の反対から大声で、いくら日本円を換えたらいいか聞く。
きっぷ売り場でシンガポールドルでいくらかを聞いて、
それを日本円に換算し、「○○え〜ん」と、大声で返す。
ハンターは、わしづかみにしたシンガポールドルを手に走る。

駅のあっちとこっちで大声を上げる私たち、
それを温かく見守る?駅の人たち。
旅は恥のかき捨て、そんなことしたくないけど、
今は、そんなこと言っちゃいられない。

無事、汽車に乗り込み、シンガポール駅を後にする。
シンガポールは文字通りの島国だから、わずか10分程度で、
マレーシア領内へと入る。ジョホールバルである。
そこから、次の目的地、マラッカに一番近い駅、
タンピンまで汽車は走る。

タンピン駅に着いたとき、すでに日は暮れていた。
友達はバスで行くと言い張るが、バスはもうない。
さて、どうする。
マラッカまでは、まだまだ遠い。