ゆでる












2000年に入って、4年間ほど、死ぬほど忙しい思いをした。
とにかく、朝から晩まで、走り回っていた。
息子二人は、大学生と高校生。
オットと息子二人、そして自分の分のお弁当も毎日作っていた。

そんなときに出会ったのがこの本。

城川朝さんの「まずはゆでる!」 NHK出版

野菜を買ってきたら、全部ゆでてしまうという本。
白菜でもキャベツでも、全てをゆでるのです。

野菜は下処理がめんどくさい。
この部分をしていると、後が非常に楽チン!

真夏は、これは使えなかったけど、そのほかの季節は、
ゆでた野菜にどれだけ助けられたかわからない。

その忙しい4年間は、土曜日か日曜日には、スーパーへと行き、
鶏肉、豚肉、牛肉、エビ、そして魚、野菜を大量に買い込んだ。

鶏肉は、醤油・酒・しょうがにつけて空揚げ用、
酒と塩に漬つけて何でもできるように用意。

豚肉は、オーブンで焼いたり、ゆでておいたり。
パン粉をつけてトンカツ用に準備。
牛肉は、いざという時のため、冷凍。
または、ローストビーフを焼いておいたり。

エビは、殻を取って、酒と塩につけておく。

魚は、アジとか鰯は、醤油・酒・しょうが醤油に漬けこむ。
サワラは、味噌漬けでスタンバイ。

そして、野菜は、「まずはゆでる」

上記の全てを毎週したわけではないが、
半分以上は、毎週、毎週作っていた。

そのおかげで、お弁当は冷凍食品を全く使わずに済んだし、
夜ごはんも、帰ってきてからの20分で何とかまかなえた。

あの当時に比べると、今は楽チン、楽チン。
ただ、あのときの「くせ」が今でも残っていて、
そして、この便利さが身についたのか、
野菜は、今でも、「まずはゆでる」ことが多い。