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お盆、倉庫での合宿、そこからの洗濯のための一時帰宅、
そのとき、何気なくチェックしたら、なんと、なんと、
あの予約の取れにくい旅館、23日(土)に、空きがあった。
倉庫合宿で、仕事、仕事だから、ちょっとの贅沢もいいかな?と予約。

さてさて、行ってきました。

館内の布ものは、sousouの布製品で統一してあるらしく、
お布団カバーもsousou、浴衣もsousou、カーテンもsousouでした。
一番のお気に入りは、カーテンの布地。バッグを作りたいような布地です。

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今回は、山口うに懐石のコースです。
前菜、左から、うにのせソーメン、山芋のうに挟み海苔巻き揚げ、ごぼうの天ぷら
うに豆腐、生ハムのぶどう巻、焼きなすの山芋とろろのせ。

これって、予め作ってあったのか、揚げ物は冷たく、
ソーメンはくっついてしまってうにと絡まない・・・

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キスの酢の物。
キスを酢で〆て、和風ゼリーと夏野菜の5ミリ角に刻んだものを和えたもの。
キスは、酢で〆すぎのような気もするけど、これは好みの問題かな?

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お造りです。
うに懐石とあって、うにがドカ〜ンと出てきました。
本わさびをちょっとつけて食べるうには、やっぱり、おいしい(二コッ!)です。

生きたえびもいいです。白身魚(ひらめだったと思う)も、
実が厚く食べがいがあります。

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お酒は、山口の地酒5種盛りを、まずは頼みました。
その中から、オットは、東洋美人超から口、私は貴をチョイス。
それぞれを、方口で頼みました。
方口には、180ccのお酒が入ってきます。飲みごたえ!があります。

さて、ここらで、これからの予定(何が出てくるのか)が、気になります。
お運びの方に聞いてみました。

「イタリア風すき焼きと、うにご飯です。」というお答え。

え〜っ!? すき焼きなの?
ちょっとびっくりの答えです。
うに懐石だから、あくまでも最後まで、うになのかと思っていました。
私の勝手な予想では、
うにの冷たいスープとか、うにのゼリー寄席とか、うにのムースとか、
うにと地元野菜のオーブン焼きとか、そんなうに尽くしのもの。。。

すき焼きならば、赤ワインにすればよかった・・・と、
おいしい地酒を前に、ちょっと後悔・・・

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期待と全く違った、びっくり登場のすき焼きです。
それも、イタリア風!?
玉ねぎとトマトの上に霜降りの牛肉です。

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割り下と卵です。
ここで、いやあな予感がしました。
すき焼きは、ちょっと苦手です。特に甘いすき焼きは絶対にダメです。
割り下の味を見ようと思っていたとき、
オットが、割り下をザ〜ッと入れてしまいました・・・ムッ!

私だったら、割り下を半分、またはそれ以下、入れて、
後は、お醤油とお酒を入れます。
これだったら、甘くならずにすみます。
それに、頼んだお酒が、ここで消費でき、
私は、赤ワインを頼めます・・・

お肉を一切れ食べてみました。甘い、甘すぎ、お菓子みたいな味・・・
これでは、キレのいい冷酒とは合いません・・・

オットは、ニコニコして食べています。
この人は、すき焼きが好きなんです、きっと。
私が苦手だからあまりしないし、たまにしても、
私の味付けは甘くないすき焼きですから、
きっと普段からの不満があったのでしょう。
ニコニコして、すき焼きを食べます。

しょうがないから、私は、お酒を飲みます。
つまみのないお酒、しょうがないから、ビールを肴にお酒を飲みます。
いやいや、お酒をつまみにビールを飲むのかな・・・!?

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最後、うにご飯とお吸い物とたき合わせが出ました。
やっと、塩気のものが食べられると、お吸い物を一口。
これは、ちょっと・・・いえ、かなり好みではありません。
私の嫌いな味が、舌に残ります。これも、好みの問題ですけど。。。

うにご飯も、ご飯を少なめにしていたけど、半分も食べれません。
オットが全てを食べてくれます。
そうそう、先ほどのすき焼きも、オットが二人分完食しました。

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デザートは、ブラマンジェです。
オットが、ニコニコしながら食べて、おいしいから食べてごらん、
って、優しく言います。

「私の本日の糖の許容量はすでに、
 すき焼きで目いっぱい胸いっぱいでございます。
 これ以上、甘いものの入る余地はございません。」
と。でも、まあ、一口食べました。その後は、オットが食べました。


お食事にというのは、個人の嗜好により、おいしい!が決まります。
私の嗜好がどうなのかは、よくわかりませんが、
少なくとも、甘みのものを好まない嗜好であることだけはまちがいありません。

今回は、あまりにも、甘い!が多すぎでした。
ある意味、お酒も、甘さを感じるものですから、
日本酒にせずに、ずっとビールだったらもしかしたら、違ったかもしれません。
または、
赤の重めのワインだったら、また、違ったかもしれません。

それから、
うに懐石と聞いて、勝手に、うに尽くしと思った私の勘違いもいけません。
食べるものに、もう少し素直にならなければなりません。

などなど、いろいろ考えました。考えさせられました。