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社会学者の上野千鶴子氏の「おひとりさまの老後」という本、
だいぶ前に、読んだ。

だいぶ前だから、内容はちゃんと覚えてない・・・
まあ、私なりに消化した内容は(だから、作者の意図とは違うかも)

結婚していても、子供がいても、最後は一人、おひとりさま。
頼りになるのは、老後の資金と友人関係。

読んでみて思ったことは、

今の世の中、老後の資金に不安を持つ人多く、
そして、人間関係に悩む人多く、
結局は、
上野氏みたいに、資金が潤沢で、お友達も多い人はいいけど、
私を含め、そうじゃない人は、
おひとりさまになったとき、どうすんのよぉ・・・・・・(悲鳴!)

さて、辛口でスパッともの言う、金美齢氏の新著、
『「おひとりさま」で幸せですか』

上野氏の説に対して、どんなご意見をお持ちかと、
早速買って読んでみた。

う〜ん、読んでおもしろかったけど、
上野氏の説に対する意見は、ほとんどなし。
ちょっと肩すかしの本だった。

本文は、子育ても終わった金さん夫婦、
マンションでの夫婦二人の生活だったのが、
なぜ、子供夫婦(息子夫婦と娘夫婦)と3家族世帯の家を建て、
住むようになったかの話し。

それはそれでおもしろかったんだけど、
上野氏との論議を期待していた私には、思いとはちょっと違った。

さて、その中でも、
金氏は、あとがきの中で、次のように書いてある。

「おひとりさま」を唱道する人たちは、
「子供たちだって、最後は親を捨てる」
「死ぬときには、みんな一人」
なんて言いますが、本当にそうでしょうか? 
         あとがきよりの引用

それに対しての金氏の意見は、本の副題に、表れていると思う。

「家庭という「居場所」があるからこそ 
 人はどんな困難も乗り越えて行ける。」

また、あとがきをもう少し要約すれば、

家族に対して、それなりの人間関係を築いて行くことは大事。
彼女自身、今は一人で暮らして、家族に迷惑はかけてはないが、
万が一なにかあったときには、家族が力になってくれる自信がある。
夫がなくなったときも、家族が支えてくれ、
そして、家族がなければ、夫の死には耐えられなかった。(要約)

そして、最後にこう締めくくっている。

彼は最後まで「一人」ではなかった。そして、これからの私も・・・
          あとがきよりの引用

彼女の場合も、東京都内に家が建てられるだけの資金があるから、
そこいらの一般庶民とはだいぶ、資金の面では違うと思う。
しかし、
上野氏に比べれば、もうすこし、我々に身近な感覚を覚える。


我が家の場合、いったいどうなるんだろう・・・?
わかんないな・・・・・・?

だいたい、のーてんきな私は、
「行きつくとこまで行ったら、そんときゃ、どうにかなるわいな〜!」
なんて普段思っている。
前々から、後のことを心配してもしょうがないって思っている。
だいたい、
思っているように人生なんて、全然進まないから・・・ねっ。

でも、やっぱり、老後はそんなのんきじゃ駄目なんだろうな・・・

とりあえず、今できることだけ、やっておこう!

1・身体と頭を鍛えておく! (バーベルとウォーキングと読書!?)
1・人間関係を広げる!   (どうやればいいのかな…課題だね…)
1・お金を貯める!      (コツコツ、コツコツ、コツコツ…)


金美麗氏のHP(ホームページアドレス)


[参考文献]
「おひとりさま」で幸せですか
 金美齢(きんびれい)
 2009年7月1日 第一版 PHP研究所