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NHKで時々やっている番組「猫のしっぽ カエルの手」
たまたま観て以来のファン。

京都大原の古民家に住む、イギリス人女性、ベネシアさん。
四季のおりおりの手作りの暮らしが、ちょっとおしゃれに描かれた番組。
そして、真似したいエコのヒントもありの番組。

彼女の大好きなところは、イギリス人的なおおらかさ。
ちょっと言葉を変えて言うと、おおざっぱ・・・ゴメンナサイ。

イギリスに行ったとき、とにかく何でもみなさんおおざっぱと言うか、
おおらか・・・だった。
同じ島国なのに、違うんだな〜って。

スーパーの駐車場、ガラガラの駐車場、みんな勝手に停めている。
ラインはいちおう引いてあるけど、それにまたがっての駐車なの・・・
日本だと、ガラガラでもラインの中に停めるのにね。

お料理ももうおおらかだな〜って思う。
だいたい、みじん切りなんてできない。
それに、千切りと言えば、箸ぐらいの大きさの千切りだし。

ケーキを焼くのを見たときもびっくりした。
計量もいい加減なら、作り方もおおざっぱ。
ひとつのボウルにどんどん材料を入れて混ぜるだけ。
そして、焼くだけ。

ちょっとおしゃれなつもり!?で、アイシングとかで飾っても、
あのう、あのう・・・はみ出しているんですけど・・・私、気になる。

へっ? はみ出して、それが、どしたん!? って感じだからね・・・

卵を別立てして、ふわふわのスポンジケーキを焼いたら、
イギリス人のお母さん、ぶったまげた!様子で、
急いで近所の人に電話を掛けまくって、近所の人が飛んできた。

なんでも、私は、魔法使いみたいにケーキが上手に焼ける日本人、
そんなことを言われてしまった・・・

さてさて、
酒粕酵母のパン、前回は見事に失敗。
あちこち出かける日で、発酵時間が長すぎた・・・

久しぶりに天気が良くて、朝から元気が出たので、
再び、天然酵母から元種を使ってのパンに挑戦。

何かの本に、玄米ごはん入りのパンを見た。
今朝炊いた玄米ご飯があったから、残りの玄米ご飯を入れてこねた。

う〜ん、うまく玄米がパン地に練りこめない。困ったな。

こういうときは、そうそう、そうなんです、
「ベネシア流」で行きましょう!

おおらかに家事をすること、私は密かに「ベネシア流」と呼んでいる。
本家本元のベネシアさんが聞いたら、叱られそうだけど、
私の気持ちとしては、すごくいい意味でそう思わせていただいている。

そうそう、この「猫のしっぽ カエルの手」の番組の名前の由来は、
猫のしっぽは、キャットテール、つまり、ねこじゃらしのこと。
カエルの手は、カエデの木の葉っぱのこと。
最近、やっとわかった。

この番組のもう一つの見どころ!

彼女、イギリスのちゃんとした家の出身の方。
そして、今、英語の先生もされている。

番組の中では、きれいな日本語で話される。
そして、最後の部分に話される英語、きれいな英語。

この部分になると、目をつぶって聞いてみる。
わかりやすい、きれいな英語。
そして、
その英語が、詩のようで、美しい。

おおらかさと美しさを持ったこの番組、私の今の一押しテレビ番組。