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昨日、お家で、てんぷらを揚げた。

我が家のてんぷら屋さん、誰がするかな〜と思ったけど、
(そんなことを言っても、オットか私、二人しかいないんだけど・・・)
オットが「ヨッシャ!」っと手を挙げた。

野菜には衣を厚くして、魚介は薄衣にするんだよ、とアドバイス。
イモ天は、170度で揚げて、エビは180度だと付け加える。

オット、右手に菜箸、左手にてんぷら衣のボウル、
そして、ときどき、ビールを片手に、てんぷらに挑む。

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エビは、先日天然の車エビが手に入ったから、それを揚げる。
ブラックペッパーとあら塩で、揚げたてを、
うまうま!で食べる。ビールがいいねぇ・・・・・

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新玉ねぎは、付け汁にダイコンおろしを入れて、食べる。
ますます、ビールが旨い。

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レンコンは、迷ったけど、ブラックペッパーとあら塩にする。
これはね、冷えた白ワインが合うわ・・・
って、1本500円ぐらいの料理用の白ワインだったけど、
冷え冷えにしたら、これが結構イケル!(と、思うようにした・・・)

オットのてんぷら屋さん、
エビを4尾揚げてくれる。熱々をいただく。
ちょっとすると、次は、レンコンを2枚揚げてくれる。熱々・・・
それから、ピーマンは二つ、これも熱々・・・

カウンターで食べるてんぷらみたいに、熱々・・・
腕は、まだまだだけど、気持ち的には、100点満点をあげたい。

私的には、握り鮨が作れるようになってほしいな〜って思う。
一度やってもらったら、「握り」じゃなくて、
「おむすびころりん」みたいな握りになってしまって・・・
3個食べたら、お腹いっぱいになってしまって・・・

今のところ、オットが開店できるのは、
「お好み焼き屋さん」
それぐらいかな・・・

いやいや、ほかにも、
ぺペロンチーノだけできる「スパゲッティー屋さん」と、
干麺をゆでるだけの「そば屋さん」と、
それから、ホットケーキミックスで作る「ホットケーキ屋さん」
それぐらいかな・・・?

ご飯とお味噌汁と出し巻き卵の「朝定食屋さん」もできるね・・・
それに、「てんぷら屋さん」も加われば、かなりのものだね!


歳をとった両親を見ていると、切実に思うことがある。
食の自立、これがいかに大切かということ。

台所に立って、自分の食べるものを作る、
これがいかに大切かということ。

これが、生活の質をどれだけ向上させることに、
結び付くかということ。

人間歳をとっていく。あたりまえだが・・・
それも、みんな公平に、あなたも一年にひとつ、私も一年にひとつ。
歳をとることが、どういうことなのか、まだ実感できない部分もある。

ただ、母が三食作るのは大変だと、最近言いだした。
母、76歳。
80を超えたらもっとしんどくなるんだろうな・・・

あれだけ、食べることに熱心で情熱を持っている母でもしんどいと言う。
しんどい、と言いつつ、まだまだ、私よりも小まめにいろいろ作る。

父は、何もしない・・・ 何もできない・・・ただ食べるだけ。

これは、母が大いに甘やかしてきた結果である。
父だって、やる気があったら、できたはず。
やらなきゃいけない必然があったら、料理をしたはず。
たまたま、母が全てをしたから、
それに甘えてぶら下がって生きてきただけ。

料理をするというのは、思いやりだと思う。
一緒に暮らす相手に対しての、思いやりだと思う。

私も母に負けずの、食べること好きな人間だけど、
三食毎食まじめに作るのは、しんどいと思う。
一週間21食のうち、1食でも2食でも、オットが作ってくれたら、
すごく助かる。

それは、労力の問題と言うよりかは、気持の問題が大きい。

自分ひとりで台所仕事をする、これは大きな負担なのだ。

家事は永遠に続く。生きている限り。
そうじ・洗濯・買いものなどなどいろいろあるけど、
一番大変なのが、食事作りだと思う。

一番大変だが、一番楽しいことでもある。

オットの「てんぷら屋さん」うんとうんと褒めた。
すると、今朝のウォーキングの時、
「次はね、衣をとくボウルを二つにしてね、
 野菜は厚衣にして、魚介は薄衣にして、
 それから、温度も研究しないとね・・・」だって。

しばらくは、てんぷらが我が家のブームになるかもしれない。
ビール片手に、遊びにおいでよ〜!
うまいてんぷらが食べられるかもしれない・・・