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玄関周り、ちょっとだけ模様替え。
我が家、マンションの普通の玄関、味もそっけもない玄関。

飾り棚もなければ、なにもない・・・
それに、
野菜を玄関に置いているから、生活感溢れるしな~。

野菜の位置を反対側の、シューズ入れの下に移動。
直接には見えないようにして、
今までそこにあった梅酒を、こちら側に置き換えた。

写真には写ってないけど、
壁には、3年前買った、スウェーデンのクロスステッチの飾りが


さて、どんぶり難民生活、続き・・・

芸予地震で、どんぶりのみならず、ほとんどの食器を失った。
あの頃、子供たちは、中学生と高校生。
ラーメンがおやつや夜食代わりだったため、どんぶりは必須。

確か4個で1500円ぐらいのどんぶり、生協で買った。
白地に薄~いブルーの中華模様のラーメンどんぶり。
白地の色は、この値段にしてはなかなか・・・

模様は、中華だから、うどんやそばには合わない。
麺と汁を入れると、その模様が見えなくなるけれども、
食べるといっしょに、だんだんその模様が見えてくる。
なんだか、ちょっとだけ悲しい・・・どんぶりだった。

その後、子供たちが家を出て、そのどんぶりは処分した。

さて、オットとわたしのための、どんぶり探し、ずっと続いた。
たまに、これなら~と買ってはみるものの、
なかなか、手に、口に、しっくりこない。そのたびに、処分。

どんぶりは汁を張ることが多いから、薄いと熱くて持てない。
かといって、ぼってりしたどんぶりだと、
汁を飲むときの、口当たりが悪い。

この辺りの加減が、非常に難しいのだ。
どんぶりを探しながら、いろいろと学んだ。
そして、そんな理想のどんぶりは、なかなか出合えないということ、
これも、また、学んだ。

余りにも長く、どんぶり難民生活をしていたため、
どんぶりを探すことに、やや疲れていた・・・

ところが、なんでもそうだが、忘れた頃にやって来る。
それも、ある日、突然に・・・

工房 朴禾(ぼくか)佐々木りつこ 器展

青空のもと、車を走らせた。
ten ten house で使っている、スープ皿みたいなのが欲しかった。
今からの季節、シチューやスープがおいしくいただける皿、
それが見つかれば、いいな~って思いながら。

そして・・・

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あっ、どんぶりが・・・ どんぶりがある・・・ 

もうテンション、完全にオーバーヒート状態!
りっちゃんに、ちゃんと挨拶もしないまま、(ごめんね・・・)
弾丸のように、どんぶりについて、いろいろ聞く。

りっちゃんも、どんぶりにかなり自信があるみたい。
うれしいな~、どんぶりの心がわかる陶芸家なんて。

大きさは、パーフェクト。
口のところは薄く、そして、手で持つ辺りは厚い、
わたしが恋焦がれていた、理想のどんぶり。

白、黒、グレー、さて、さて、どれにするか・・・

一目見て、グレーに心を奪われた。もう、一目ぼれ~^^
このグレー、どんぶりとしては、理想以上。

それに、
お煮しめを盛ってもいいし、おからなんかもいいぞ~っ^^

次から次へと、このどんぶりに食べ物を盛ったときの状況が、
目の前に浮かんでくる。

そう、器を買う時には、その器に何かを盛った状態、
それが、どんどん出てくるときには、いい器だというのがわたしの基準。
もちろん、それは、我が家だけの基準に過ぎないけれども。

こうやって、どんぶり難民生活に、やっと終止符が打たれた。バンザイ!


☆今回スープ皿には、残念ながら出会わなかったけれども、
 これは、また、おいおい探せばいいと、思っている。
 こうやって、時間をかけて探すのも、楽しみのひとつ・・・