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「ヒルズ・エンド」アイバン・サウスオール著
オーストリアの児童作家の本、これ児童書。
1975年日本語訳出版。

これが、おもしろかった! お勧め度はかなり高い!

ストーリー
オーストラリア、山奥の小さな木材の村、ヒルズエンド。
一番近くの町まで150キロも離れていている村。

物語のスタートの朝、この日はよく晴れ渡り、
一年に一度のピクニックデ―。
村人は、ほとんど全員、近くの町まで遊びに出かける。

ところが、ひょんなことから、
女性教師と7人の子供たち、そして材木工場の管理人ひとり、
彼らは村に残ることになった。

大人たちがほぼ全員、村を出た後・・・
突然の天候の異変が起こる。
未曾有の台風が急に襲って来たのだ。

子供たちは、大人二人と離れ離れになり、
そのものすごい嵐の中に取り残される。

あらしが過ぎ去り、村の全容がわかってくると・・・
村は壊滅状態。大人2人とも連絡が取れない。
もちろん、電気・水道・無線も全て使いものいならない状態。

ここに登場する子供7人は、普通の子供たち。
誰ひとり抜きん出た才能を持っているわけではない。
この子供たちが、それなりの知恵を出し合い、
生き抜いていこうとするのだが・・・

彼らには、生き抜くための決定的な「何か」が不足していた。
その「何か」は、何なのか?
それさえもわからないという状況。

言いあいながら、いがみ合いながら、
それでも、生き抜かなくてはならない。
大人たちが帰って来るまでは・・・

そして、最後、子供たちはついに発見する。
生き抜くための決定的な「何か」を・・・

この「何か」の発見により、
水没し壊滅的な村を全員の力で取り戻し、
自分たちも生き抜くことを決心し、それを行動に移す。
大人たちが帰って来るまで・・・

・・・
人が、未曽有の災害に見舞われた時、どうなるか。
そして、その後、生き抜くためには、何が必要なのか・・・
この一番肝心な「何か」

今の日本にも、この「何か」が足りない・・・
それゆえに災害復興が足踏み状態だと言える。

ぜひぜひ、総理大臣に読んで欲しい一冊の本。
☆そんな暇、ないと思うけど・・・

この本、広島市子ども図書館所蔵。
1冊ある本、ただ今貸し出し中。
このわたしが借りている。

児童書なので、小学校5年生以上だと読めると思う。
大人だったら3時間程度で読める。
興味のある方は、ぜひ。

・・・
この本、訳がところどころ、少々おかしい・・・
この時代の本、時々、おかしな訳の本がある。
!?って思うところもあるけれども、
無視しながらでも、まあ読めるから、読み飛ばして・・・苦笑

・・・
昨年末のオーストラリアの大洪水。
その様子は、こちらから←クリック

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おとといは、「シャリアピンステーキ」だったから、
昨日は、うんと節約メニュー。

1パック169円の鶏のささみのソテー。
それに、山本さんのニラを炒めたのを付け合わせた。

オットと意見が合った。
398円のビーフよりも、169円のささみの方が、
断然、断トツ、絶対に、旨い!

169円の日本のささみに、軍配は上がった!

付け合わせのニラの炒めたの、これも美味しかった〜。
ただ、これは、山本さんのニラだからかもしれない。

市販の普通のニラだと、固めかも・・・
産直市とかの、ちょっと弱弱しげなニラを見つけたら、
ぜひ買って、炒めて塩コショウで食べてみて、美味しいから。

169円のささみ、実は買ったのを冷凍していたもの。
こんなに美味しく食べられるならと、
また、ささみが安い時に、5パックほど買いだめて、
ささみ料理を作り続けるつもり。

しばらくは、ささみ料理にはまりそう・・・