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山口県周南市、三丘温泉「三水園」の晩ごはん。

食事は、早めの午後6時からお願いする。
もちろん、まずはビールだが、それと同時に日本酒も頼む。
ここのお酒は、岩国の五橋。いいねぇ〜〜〜♪
大好きなお酒。

五橋の本醸原酒18〜19度のお酒。
冷でいただく。

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一品目が運ばれて来た時、「あれっ!?」とうれしい驚きが。

揚げ茄子の上に、ずんだが乗っている。
ずんだとは、枝豆をゆでて薄皮を剥き、ペースト状にしたもの。
実は、わたし、ずんだの大ファン!なのだ。

だが、家で作るとなると、こりゃ、かなり大変だ・・・
枝豆をゆでて、皮をむき、その後、薄皮をむき・・・
それを裏ごしにかけて・・・

ビールを飲みつつ、こんな作業をしたら、ずんだになったときには、
たぶん、半分以上は、こちらのお腹に納まっているはず^^;

こんなサプライズの先付けが出てくると、めちゃテンションが高くなる。

いっしょに出てきたのは、たこときのことアスパラの和えもの。
こちら、やや酸味が利いた、ビールにいい味。

ビールを飲みつつ、ずんだに、一気にうれしくなる。
オットも、「いわゆる田舎の旅館の会席料理」だと思っていたみたいで、
同じく、テンションが、ぐ〜ぅんと高くなる!

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お作りが運ばれてきた。

料理は、部屋出しをしてくれる。
一品ずつ、タイミングを見ながら、出してくれるのはうれしい。
途中で、このペースで大丈夫ですか?と聞いてくれたのもうれしかった。

さて、お作り。
鯛・しまアジ・よこわまぐろ。
鯛で有名な大島が近いためか、鯛は美味しい。しまアジもいい。
よこわまぐろは、これは、まあ普通。

五橋の原酒の冷と、お作り、やっぱりよく合う。

オットは、ますますご機嫌になる。
料理がどうだろうと、ちょっと不安だったから、安心したわたしも、
一気に気分がリラックスする。

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次、揚げ餅のおつゆ。

揚げ餅・・・こりゃ、この辺りで飛ばし過ぎたら、
最後までお腹に入らないかも・・・と、半分だけ餅を食べる。
オットが、残した餅に、箸を伸ばす・・・^^

餅の香ばしさがいい。
おつゆは、白身魚のあらで取った出しが、ベースの味。
上品なおだし。

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アワビのステーキ。かなり大きなアワビ、ひとりひとつずつ。
これは、おいしかった〜♪

アワビのこのわたで作ったソース、ダークグリーンのソースがいい。
苦くもなく、生くさくも無く、酒飲みが小躍りしそうな味。

オット、これを広島市内の店で食べたら、いくら取られるかな〜???
なんて、変な計算をし始める・・・

まあ、いいじゃない。誕生日だもの。
そう、今回は、わたしの誕生日祝いで行ったもの。
7月7日以来、なんだかんだで、お祝いが延び延びになって・・・
それで、あまり持ちこしたくないから、
今回、思い切ってここを選んで、選んで大正解!

付け合わせの、みょうがの酢漬け。
これがいいな〜。どんぶり一杯食べたい気分。
みょうが、大好きなの。次、作ってみたい味。

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焼き物は、鯛の幽庵焼き。
鯛を醤油・酒・かんきつ系の汁に付けて置き、それを焼いたもの。

いっしょに来たのは、かぼちゃの素揚げ。
インゲンのごま酢和え。

付け合わせの野菜も、それぞれにいい。
こういう小さなところに、気配りがあると、うれしい。
わたしは、こういうところに、うんといい評価をしたい。

たった2人だけの客なのに、手抜きでないところがいい。

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トマトの牛肉たたき乗せ。

ここいらで、だいぶお腹がいっぱい。
もうこれ以上は、ちょっとしんどくなりそう・・・
ということで、こちらは、ひとつだけいただいて、後はパス。

たたきについて言えば・・・我が家のたたきのほうが、好みかも。
ちょっとお肉が、固かったかな・・・
トマトは、おいしいトマトだった。

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もう食べれん・・・といいつつ・・・

鮎の大葉と梅巻きのてんぷら、シシトウのてんぷら。
これは、美味しかった〜♪

なんでも、地元でとれた天然アユという。
それを、塩焼きじゃなくて、てんぷら、というのがなかなかニクイ!

もう食べれん・・・といいつつ、これ、おかわりしたかった^^

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そして、茶碗蒸し。
こりゃ、もう、食べれんわ・・・と思いつつ、
ふるふるの柔らかい茶碗蒸し。出しが美味しい。
お吸い物感覚で、ぺろりといただいてしまった。

普通、旅館とかでの茶碗蒸し、どうでもいいんだけど、
これは、玉子と出しの割合がよかった。
中身も、いろいろぐじゃぐじゃ入ってなくて、シンプルでいい。
酒飲みの茶碗蒸し、ってところかな?

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最後は、ごはん。
もう食べないぞ、と思いつつ・・・

自家製ひじきの佃煮、これが食べてみたくて、
ご飯を二口分だけ、いただく。三口分かも^^;

クロワッサンで買う、お気に入りのひじきの佃煮・・・
いつも買っていたけれども、こんな風に、作ればいいんだ!
なんだぁ、そうだよ、作ればいいんだ。
って、外で食べてうれしいのは、こういうヒントをいただくこと。

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デザートは、アイスクリームのトマトソースかけ。
トマトソースがいい感じ。これ、我が家でも作ってみたい。
ただ、アイスクリームは、甘すぎる。
もっと、甘さ控えめの、塩気のするアイスクリーム、
それに、トマトソースだと美味しいかも。

結局、ほとんど全部、食べた〜〜〜〜〜

宿に電話したとき、量は要りませんから、と伝えておいた。
テーブルから、落っこちそうなぐらいの量の料理、
それも、ありきたりのてんぷらとか、卓上で火を付ける鍋とか、
なんだかぬる〜い刺身なんて出てきたら、悲しくなる・・・

その点、ここの料理は、『愛情』がある!

ひとつずつ、丁寧に作られている。
近場だし、また、ぜひぜひ行きたい旅館。

女将さんに聞いてみると、夏はお客さんが少ないらしい。
温泉だかららしい・・・が、
夏でも、秋でも、冬でも、春でも、
その季節の料理が、楽しめそうな旅館だ。

オットと、また来たいね、と話した。
広島から車で1時間余りの宿。
ときどき、オットと日常を忘れるために行きたいところ。

日々の生活、まじめに質素に丁寧にごはん作りをして、
その分貯金をして・・・なるべく貯金をして、
そして、また、行きたい。

・・・

オットが、また行きたいな〜って言った。
その後、にこりと笑って言った。

足腰鍛えとかないと・・・和式トイレだよ、ってわたしを見つつ・・・

そうだよな〜、階段も多いし。
毎朝、スクワットにウォーキングで鍛えて、また、行きまっす!