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震災から1年。

多くを考える一年でした。

普通の生活がいかに大切か、
それを今一度、考える時でもありました。

・・・

いろいろな報道がされた。
その中で・・・

片田敏孝教授の授業を興味深く観た。

釜石の奇跡、と呼ばれる、小学生の自主避難、
これを指導してきた教授の授業だ。

教授が強調するのは、次の三つ。

「想定にとらわれるな」
「最善をつくせ」
「率先避難者たれ」

特に、率先避難者になることが、
自分を助け、多くの人を助けることになると言う。

授業の中で、教授は中学生に問いかける。
「火災報知機が鳴ったとき、君は逃げる?
 逃げなかった・・・・・ なぜ?」

確かに、非常ベルが鳴っても、誤作動ではないか?
と、わたしなら思ってしまうだろう・・・
しかし、この時点で、わたしが、走って逃げたなら・・・
危ないと思い、走って逃げたなら・・・
人は、次に続く・・・

それで、誤作動だったならば・・・
それはそれで、ほっとすればいいのだ。
だが、逃げもせずに、大丈夫だろう・・・は、ないのだ。

次からは、一番になって逃げよう。
「大いなる臆病もの」になって、一番に逃げよう。

これだけは、これだけは、忘れないようにしよう!

・・・

もし、
わたしが逃げだしたら、後に続け!
わたしは、あなたを待ちはしない。
ひとりで逃げる。
だから、後に続け!

あなたが逃げたら、その次の人も逃げる。
だから、後に続け!

・・・

これだけの未曾有の震災。
ここから、少なくとも、わたしたちは、何かを学ばなくてはならない。

だから、逃げよう!
何かが起こったら、ためらわずに逃げよう!