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織りをしていると溜まってくるものがある。
それが、残り糸。
残糸(ざんし)って言うらしいけど、なんだかイヤな響き。
残り糸(のこりいと)ってよんでやりたい。

機で織るとき、どうしても必要な部分の糸なんだけれども、
その部分は、使わずに最後残る。
ひとつ織るごとに、前後でそれなりの量の糸が残る。

糸の立場とすれば・・・

織ものに織ってもらった糸は、使ってもらえるし、
使命を果たした、って気がするだろうな〜って思う。

でも、この、残った部分になったら・・・
ちょっと残念な気持ちになるかもしれない、って思う。

そんな糸を捨てずに貯めているが、これが結構な量溜まる。
捨てちゃおうかって、何回も思ったけれども、
もったいないし、それに、なんだかかわいそうで・・・

で、暇暇を見つけて、これをつなぐことにした。
1本、1本、つないでいく。

30センチぐらいの長い糸もあれば、10センチ程度の糸もある。
色と素材を合わせて、つないでいく。

1時間やっても、あんまり前に進まない感じ。
しかし、やった分だけ、糸玉は大きくなることは確か。

これで、ミニマフラーかショールか織るとすれば、
いったいどれだけの時間、糸つなぎをすればいいんだろう・・・

亡くなった祖母、明治生まれの祖母だが、
こういうこと、コツコツ、コツコツとこなしていた。
もし、生きてたならば、そして、この糸つなぎをお願いしたならば、
きっと、コツコツとつないでくれただろう、と想像する。

効率とか、そんなことを考えたら・・・
例えば、時給いくらに換算すれば、など考えたら、
糸を買った方が、断然安いと思う。

でも、コツコツやることも、意外とおもしろい。
というか、おもしろいと思いながらすると、おもしろくなる。
気長な作業だな〜って思うけれども・・・

将来、ずど〜んと落ち込んだ時、
この糸で織りをしてみたい、なんても思う。

自分を励ますために。「やれば、できるじゃん!」って。