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アメリカ、とある田舎の街の話し。

ある大手スーパーが、その街に進出した。
そして、やったことは、安売り。

まずは、牛乳の安売りをした。

向こうのスーパーに行って、びっくりするのことのひとつ。
牛乳パックの大きいこと、大きいこと。
1ガロン(4リットル)入りのポリ容器の牛乳が並ぶ。

それを、1週間分まとめて買うのか、
大きなカートに、3つも4つも入れている人を見かける。
彼らにとって、牛乳は必需品なのである。

さて、先ほどのスーパー、とにかく牛乳を安く売った。
びっくりするほどの値段で牛乳を売った。
人々はそれを買った。

その結果、地元の牛乳屋さんは、つぶれた。

そして、その後、何が起こったか・・・

大手スーパーは、牛乳価格の値上げをした。
街の人々に選択肢は残っていなかった。

昔からあった街の牛乳屋さんはなくなり、
スーパーで買う以外のチョイスは、なくなった。

仕方なく、人々は、スーパーで牛乳を買うようになった。
これが、大手スーパーの戦略であった。

 ☆アメリカの田舎の町に、実際行って感じたこと。
  とにかく、アメリカは広い。
  近所のスーパー、車でぶっ飛ばして軽々1〜2時間かかるなんて、
  当たり前。それぐらいに広大な中に暮らす人々。
  その次に近い街は、車でまた1時間の場所、となるため、
  人々は、一番近いスーパーでおのずと買いものをするようになる。
  
このアメリカの話、何かで読んだか、聞いたか、記憶にないが、
同じことを、イギリスの地方都市でもやっていると聞いた。

イギリスの地方都市の場合、わたしが聞いた話しは、
ある大手スーパーのPB(プライベートブランド)これを安く売る。

例えば、同じような豆の缶詰でも、PBのは、うんと安い。
人々はそれを買う。
売れなくなった、他のメーカーの豆の缶詰は撤退する。
そして、スーパーのPBの缶詰だけが、店頭に並ぶようになる。

これは、アメリカやイギリスの話しだけではない。

昨日書いたブログ「町の電気屋さん」の話し。
今、我が家の近くに「町の電気屋さん」がないのは、
何を隠そう、わたしがとった行動の結果なのである。

昔から、大手量販電気店でずっと電気製品を買っていた。
その理由は、
いろいろなメーカーが選べるし、
量販店だから値段も安いし(たぶん)、
それに、5年間保証とか付いているから、安心・・・

小さな町の電気屋さんから買わなかった、そのため、
町の電気屋さんは、大手量販店に押され、消えていった。

それでもって、今頃になって、町の電気屋さんがなくなった・・・
と、わがままいっぱいに嘆いている、このわたし。

何も、電気屋さんに限ったことではない。
お米屋さん、お魚屋さん、野菜屋さん、果物屋さん、
そんなお店が、どんどん消えていっている。

便利で安い(と思っている)大手スーパーで、
なんでもかんでも買っているから・・・

そのうち、近所の町の○○屋さんは、姿を消していくだろう。
その結果、困るのは、誰!?

今ごろになって、やっと、いろいろに気がつくようになった。
だから、最近は、なるべく、近所のお店で買うようにしている。

大手スーパーで買うことがいけないとは言っていない。
いろいろなチョイスができる、大手スーパーも必要だ。
それに、なんてたって、お買い物が楽しい〜と思う。
カートを押して、快適な空間で、お買いものするのは楽しい。

でも、地元のお店も忘れないで欲しい。

自分の住んでる近所のお店が消えて行ったら・・・
その結果、地域はどのようになるのか・・・

不便になるのは、当然だと思うが、それよりも・・・

うんと、うんと、町は寂しくなるだろう。

そんな寂しくなった町に住みたい、と思うだろうか・・・
そこがポイントだと思うのだが。