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図書館から本を借りる。

ネット予約できるので、借りたい本をいろいろ予約しておく。
予約してすぐに来る本もあれば、なかなか順番が回って来ない本もある。

本にも「旬」があると思うから、
待てないものはアマゾンで買うか、本屋さんでチェックして買う。

さてさて、昨日、予約してた本を取りに行った。
予約のメールが入ってから、1週間しか取り置きがないから、
メールが入ったら、なるべく早く図書館に行かなければならない。

図書館に行くと、図書のお姉さんがすまなそうに言う。
「ないページがあります・・・ ごめんなさいね。」と。

一瞬、どういうことなのか、???だったが・・・

前に借りた誰かが、ページを切り取っているようだ。
チェックすると、5枚ぶん切り取っている。
だから、10ページ分がなくなったことになる。

以前にも、NHKのテキストを借りたとき、作り方のページが、
カミソリみたいなもので切り取られていたことがあった。
ちょうど、その部分がみたかったので、がっかりした。

いやいや、前回も今回も、びっくりした。
そんな人がいるなんて。

みんなで見る、読む、公共の本の切り取りをするなんて・・・
怒りを通り越して、悲しくなってくる。

そんなにしてまで、本を切り取りたいですか・・・

そんなにしてまで、手作りのもの作りたいですか・・・
   その手作りのもの、気持ちよく使えますか・・・

そんなにしてまで、そのお料理を作りたいですか・・・
   そのお料理、美味しく食べられますか・・・
   そのお料理、恋人や家族に食べてもらいたいですか・・・

自分さえよければ、それでいいですか・・・

・・・

オットにこのことを話すと・・・
「一事が万事だよ。」と言う。

そんなことをする人の行動は、すべてそんな考えの上にある。
自分自身は「得をした」と思っていても・・・
世間はちゃんと見ている。
世間はその人を、そのような人だと見ている。
だから、ひとつも得にはならないよ・・・

人間、完ぺきではない。
失敗、やりそこない、言いそこない、いっぱいする。

故意にやっている訳ではないけれども、
後から、しまったと思うことだっていっぱいある。

でも、人間だもの。
失敗して、やりそこなって、言いそこなって・・・
人から、世間から、白い目で見られて・・・

落ち込んで、反省して、自分のバカさに悲しくなって・・・
そして、もう少し考えなくっちゃ、って思って・・・
その繰り返しの日々。

それはそれで、「いい」とは言わないけれども、
「しょうがない」と思う。
そうやって、生きていくんだと思う。

でも、本の切り取りは、「しょうがない」じゃ、すまないと思う。

切り取られたページ、かわいそうだな。
みんなに愛されて読まれるはずだったのに。