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今年最後の連休の最終日、その夜・・・

里芋を剥き、いりこと昆布と厚削り鰹節で出しをとり、
オットに鰹節を削るのを頼み、里芋を煮る。

昼にほうれん草を茹でたので,お弁当用に胡麻和えにする予定。

ごはんを炊いて、冷凍の塩鮭を焼いて、
きゅうりのぬか漬けを出して洗って切って、
これで、お弁当のおかずは決まり。

なんちゃことない、普通のお弁当。
でも,これが,我が家の定番。

昔,昔,その昔・・・

祖母が,夜,里芋の皮を剥いていたのを,おぼろげに覚えている。
そして、鰹節を,ごりごりと削り、それから、里芋を煮ていた・・・
それが,わたしのお弁当のおかずだった。
☆田舎町に転勤になった我が家、そこの小学校は給食がなくお弁当

なぁ〜んとなく、わたしの記憶にある、あやふやな風景。
もしかしたら、間違っているかもしれないけど、
たぶん、そんな記憶が,頭のすみある。

何せ、特別なことでもない記憶だから、はっきりしない。
でも、
遠く,遠くの記憶の中に,そんな「絵」がある。

で、笑っちゃうんだけど・・・
わたしが,その祖母の歳になった、だろう・・・!?
そんな今,同じことをしている。

違うのは、祖母みたいに,丁寧な仕事をしていないところ(笑)

ざっざ〜っと里芋を剥き、その後も、まあまあ、いい加減。
鰹節も,オットに削ってちょうだい、と、丸投げ(苦笑)

インチキだけど、できた結果の里芋は、
それなりにおいしい。

同じことだぁ・・・と、ひとりほくそ笑みながら、
明日の朝のお弁当の用意をしている、わたし。

この連休、特別何もなかったけど、
それで,心の中に,少々の不満もあるけど、
最後の夜は、里芋を煮る。

少しばかり、祖母のこと思い出しながら・・・