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宮崎県日向市東郷にある、「だご汁」のお店に電話する。

「今日、お店、開いてますか?」

電話の返事は、

「今、お店に向かっていて、
12時半過ぎにはお店に着きます。」

開店時間は、11時のはずだけど・・・

このお店、まず、人が行かないような場所にある。

それに、電話をしたのは、先週の金曜日。
南国宮崎の日向というのに、遠くの山には雪雲がかかっている。

場所も場所なら、天候も天候。
だから、冬場は開いてないかもと思い電話。

1時過ぎ、お店に着く。

人懐っこい店主さんが迎えてくれる。
お客さんは、わたし一人。

だご汁を注文する。

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だご汁にサイドメニュー、全部、店主さんの手作り。

ちょうど陽が差してきて、縁側の席に座る。
だご汁と同時に、店主さんも縁側にやってきて、
いろいろお話をする。

お店、というよりも、親せきのおばちゃんの家に来たみたい!?

あまりにも人通りもなく、辺鄙な場所だから、
思わず聞いてみる。

「お客さん、来るんですか?」と。

なんでも、12月は、2組のみ・・・
1月は、わたしが最初のお客さんみたい・・・

え〜、それでもお店やっていけるんですか・・・と聞きたかったが、
さすがに、聞かなかった。。。 聞けなかった。。。

この景色が好きで、そう、窓から見える景色が好きで、
この家を買ったという。

せっかくだからと、だご汁屋さんを開店。
でも、お客さんは、めったに来ない、というお店。

「それでも、わたし、自由にやろうと思って。
 お客さんに合わせるのは、もうやめたの・・・」と言われる。

ふぅ〜ん、いろんなやり方、生き方があるんだね。

そろそろ帰ろうとすると・・・

「ねぇ、フキノトウ取りに行かない!?」とのお誘いが。

え〜っ、フキノトウ!?

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そう言うと、さっさと用意をし始めた。

外に出ると車に乗り、わたしの後に付いてきてと言う。
わたしも、車に乗り、後を走る。

すぐ近くの家の敷地。
なんでも、この村の歴史のある人の、もと家らしい・・・

鎌を渡されて、フキノトウを取れと言う、けど・・・
生まれて初めてのフキノトウ取り、
どこにフキノトウがあるのか、見当もつかない。

こんなところだよと、教えてもらいながらも、
10個ばかり収穫。

季節的に、まだ早かったみたいだね・・・と言われた。

この家の入口には、この家の、いわれの看板が立っている。
なんでも、この人が頼んで作ったらしい。

せっかくの歴史のある場所だから、説明が欲しいと思って。
これ作るのに6万5千円かかったの。

それでね、春になるとフキがいっぱいできるから、
それで、フキの佃煮を山ほど作って売ったの。
6万5千円分売ったんだよ〜と。

まあ、何とも、不思議な人でした。

「坪谷の貫太郎」というだご汁屋。
もし、行かれるときは、必ず電話連絡してから・・・^^