フードのある服が好き。

無条件に好き。
フードがある服を見ると、ついつい手に取る。

フード付きのコート、フード付きのジャケット、
フード付きのダウン、フード付きのベスト、
フード付きのセーター、フード付きのカーディガン、
全部、全部、大好き。

だから、フード付きの基本アイテム、パーカーが大好き。

しかし、あるお年頃から、パーカーが似合わなくなってきた。
他のアイテムだとフードは許せるのだが、
ジャージ素材の、いわゆるパーカーが合わない。

年齢かぁ・・・と、諦めていた。

ある時、女の子要素が少し入っている服の上に、パーカーを着た。
意図したわけではなくて、
ただ、単純に、少し寒いから、上に引っ掛けよう、程度で。

あれ〜って思ったんだけど、
これなら、着られるかも・・・と、ひとり思った。

わたしは、甘い服がだめ。
でも、甘い服には、少しばかりのあこがれもあるから、
時には、間違って買っちゃう、甘い服・・・

そんな服を着たとき、パーカーだと、うんと男の子だから、
バランスがいいのかな、などなど・・・

それから、きちんと感のある服と組み合わせて着るのが、
わたしの場合、いいような気がする。

60歳になって、やっぱり好きなパーカーを着たくて、
それに、髪を短く切って、自分スタイルのテーマも決まったから、
パーカーをもう少したくさん着てみたい、と思った。

・・・

スタイリストのSさん、
パーカーって、何かの下に着て、組み合わせて、かっこいいものであって、
単独で着るのは、かなり難易度が高いっておっしゃられる。

そう言われて、手持ちの本や雑誌を見てみる。

確かに。
ブレザーの下、コートの下、トレンチの下、などに着て、
パーカーのフードを出している。

その着方は、確かに、かっこいいっ!

でも、わたしの場合は、事務所に行けば、
上に重ねて着るものは、脱いでしまう。
だから、パーカー一枚になっちゃう・・・

えっ、どうすんの?

ここから、パーカーに対しての迷走が始まる。

あれこれ自撮りして、Sさんに送るも、NGの連続。
うわぁ〜、わたし、もう、パーカーだめなのかなぁ・・・

こんなに好きなのに、振られたみたいで、正直、凹む。。。

・・・

でも、このくらいで凹む程度の、パーカー愛ではない。

次は、観察。

わたしの住んでいる地域は、庶民地域だよ〜
パーカーの上に何か重ねてきている人なんて、皆無。

みなさん、パーカー、一枚引っ掛けて着ている。
ステキ―とか、カッコイイーとか、そんなのとは違うけど、
普段の生活着として、着ている。

なかでも、パーカー着て、ちゃり乗って走っている人、
生活感あるけど、なんだか、好きだぞ〜 いいぞ〜
未来に向かって生きてるって、感じがするねっ!

パーカーと自転車、いいねっ!

って、わたし、今、自転車、持ってないの・・・

ここで気が付いたんだけど、
パーカーって、生活の中で着る、普段着なんだよね。
だから、かっこよく着こなさなくてもいいのかなぁ・・・

・・・

次に、雑誌などで、パーカー一枚で着て、かっこいい人を見つける。
それも、わたしの年齢に近い人達を。

いたいた、それも、全員、グレーの霜降りフツーのパーカー。
それを、さらりと着こなすコツは・・・

「人生だ!」「大人の自信だ!」

みなさん、グレーのパーカーに負けないぐらいの、
人生をしょった、人生を生き抜いてきた顔がある。
パーカー姿が、カッコイイ!

パーカー一枚着て、どこか変っ!? って、顔をしている。

そして、もう一つ。
グレーのパーカーには、普通の服は組み合わせてない。
少しばかり個性的なパンツとか、主張のある靴とか。

その程度感も、やり過ぎ感がない。
そこらにあるパンツの上に、パーカー着ただけの、肩の力の抜け感。
そこが、大人なのか、人生なのか。

あー、こんな着方ができたらいいなぁ・・・

結局、あーじゃこーじゃ考えて、
今のところ、たどり着いたのは・・・

1・パーカーをおしゃれに着ようと思えば、
  重ねたり、フードの出し方を研究したり、
  それなりの着方をしなければならないのだ

1・もともと、パーカーは、生活感いっぱいのアイテム
  だから、気負いなく、普通に着ればいいのだ
  おしゃれでなくても、素敵でなくも、それでもいいのだ

1・それでも、パーカーを、さらりと素敵に着ようと思えば、
  それなりの人生観を持ち、
  堂々とした大人にならなければならないのだ


わたしは、まだまだ、生活感いっぱいに着てます。
自転車、ないけど・・・

あ〜、なんちゅうことない、フツーの、
そう、当たり前すぎるフツーのグレーの霜降りパーカーが欲しくなった。