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1年中出回るほうれん草。
だんだん寒くなってきて、甘味が増してきている。
もう少し寒くなって、地べたに張り付いたようなほうれん草が好き。

ろいろ食べ方のあるほうれん草だが、
シンプルに、ごま和えが一番好き。
この日は、ごまが少ない、ごま和え・・・

・・・

実家の父90歳、86歳の母が面倒をみていたが、
どうにもならなくなってきた・・・

父、昔ながらの、頑固オヤジ。
施設などは、嫌だと、絶対に言うと思った。

家族(父・母・弟・わたし)と、アドバイザーの方と、
話し合いをすることにした。

まずは、母が口火を切った。

もうこれ以上、自分の手に負えないこと、
施設での方が、父が安全・安心・健康に生きられること、
そして、一人になる自分も、家で一人でがんばること・・・

などなどを、淡々と説明した。
想像するに、何度も何度も、何を話すか、繰り返し練習したのだろう。
きちんとポイントを順序立てて話した。

父が、わたしは? と、意見を求められたので、
今のままでは、父と母と共倒れすると思う。
父が、施設に入所したら、わたしは、すごく安心、と答えた。

弟も、同じ意見と言った。

すると、
即座に、わかった、施設に行く、と素直に同意した。

正直、椅子から滑り落ちるぐらい、びっくりした!
絶対に一悶着、いや、百悶着ぐらいの修羅場を想像していたから。

父が入所して、1ヶ月経った。

今のところ、問題もなく・・・
いや、
いろいろ小さなな問題はあるのだろうけど、
母や弟、お嫁さん、施設の方々の思いやりで、どうにかなっている。

正直、わたし自身、いろいろ思うことはある。

一番いい選択ではないのかもしれない。
が、
二番目にいい選択だったと、思っている。

世の中、一番なんて見つからないものなのである。
一番を見つけようとすると、永遠に彷徨うことになる。

でも、二番なら、見つかる。

今の施設、できたばかりでピカピカの施設。
まばゆいばかりのピッカピカ。

父、人生で四番目の新築に入居。
自宅は3回、新築に住んだ。
それだけでも幸せだと思うのに・・・

施設までもが、新築だったとは!
なんと、ラッキーな人なんだろう 笑

父は、ラッキーで運の強い人なのである。
これからも、その運を手に、生きて欲しい。