実家の父が転院した。
その近くで、お昼ごはんを食べた。
小さな定食屋さん。
期待もせずに行ったが、ここが、すっごくよかった。
何がいいって、正直に作ってるところ。
サイコロステーキ、おいしいお肉に和風のタレ。
ハンバーグ、ジューシな手作り。ミンチから作るみたい。
白身魚のフライ、衣が薄く、ふわっとした魚の身。
エビフライ、こちらも衣が薄く、しっかりとしたエビの味。
また来たいね、と、母と弟と話す。
・・・
父の転院先の病院は、全ての部屋が個室。
それも広々とした個室。
普通の病院だったら、3人部屋ぐらいかな!?
個室だから、コロナ禍でも、面会が許されている。
病院のポリシーとして、家族が病人に与える安心感、
これは、病気を治療する上での、大きな力になると。
なので、実家に行った時、3日間、毎日通った。
スタッフの皆さんも、感じのいい人ばかり。
父の様子もすっかり違っていた。
以前は、暗い顔をして下ばかり見ていたが、
今回は、安心した顔をしている。
顔色もいい。
不思議なことに、言葉はうまく喋れないが、歌は歌える。
広島で、1ヶ月ほど前に、朧月夜(おぼろつきよ)を見た。
「おぼろ月夜」って、歌があったよねとオットと話す。
が、二人とも、歌詞がわからない・・・
その話しを父にすると、いきなり、「おぼろ月夜」を歌い出した。
ちゃんと歌詞を覚えている。
他の歌も、色々と歌える。
前の施設では、認知症が進んでいて何もわからない、と言われていた。
が・・・
昔の写真を見せると、どこの場所かなど覚えている。
歌も、いろいろな歌を言うと、ちゃんと歌える。
もちろん、元気な時のようではないことは確か。
でも、以前の施設のときよりも、ずっと落ち着いている。
施設や病院の考え、スタッフの皆さんの温かいケア、などなど・・・
そして、家族に面会できるという安心感、
父の場合、その辺りが、今のところ、うまくかみあっているようだ。
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レストラン、クリスマスととお誕生日と正月が一度に来たみたいなメニューですね。