九州の実家、90歳の母、夜中に尻もち。
ショックだったのか、かけてきた電話でも、
その混乱状況がわかる。
2日間ほど、混乱からか、
時間がわからない、ご飯を食べたかどうかわからない、
などなど、早口でまくし立てる。
電話口で、こちらは、ゆっくりゆっくりと言葉を選んで話す。
とにかく、相手の言うことを聞いて、
ゆっくりゆっくり、返事をする。
小一時間話すと、すっかり落ち着く。
それを数回繰り返す。
やはり、顔を一度見た方が、安心するだろうと、
昨日、日帰りで九州の実家に帰った。
1時間と少しばかりの時間、新幹線はありがたい。
運賃は、あまりかわいくないけど・・・
その利便性をかんがみれば、納得の料金だ。
実家では、弟が握り寿司を買ってきてくれて、
義妹が、お吸い物や果物を用意してくれていて、
おまけに、辛子明太子のお土産まで。
「こんなに待遇がいいなら、また来るよ」と、母に言った。
しょっちゅうは行けないけど、月一ぐらいなら行ける。
また、行くと思った。